2016/11/01

父の体調は落ち着かず
予定より入院と手術が早まった。


昨日の朝、地元の病院に着いて
母と姉と伯母の姿を見てほっとする。
術後、執刀医から話をきく。
67年間、父の身体の中にあったものを見る。
そして大きなGIST腫瘍。
胃と脾臓は全て摘出されていた。


望まずに今までの身体では無くなった。
そして今までの生活では無くなる。
やはりショックで、父が可哀想で、泣いた。
伯母も泣いているのに、私の肩をさすり
大丈夫だから、大丈夫だからね、と慰めてくれる。


たくさんの管を身体に挿して
力なく話す父は
弱音を吐いたり、前向きになってみたり、冗談言ってみたり。


二日間は絶飲食。
明日から流動食を始めてゆっくり全粥まで身体を慣らして
一年間は無理にでも"食べる練習"をするそう。
けれどどうしても、10㎏ほど体重は落ちてしまうそうだ。


男だから、父親だから、夫だから
歳だから、家族が居るから、
弱った姿を見せたくないと尚更に思うのだろうな。


けれど
日々、出来ることが増えて行く。
そしてひとつひとつに感動して喜びが湧き上がる。
今日からきっとそうなるんだよ。
家族で頑張って行くんだよ。