2018/5/1

妊娠して間も無く6週目に、早くも悪阻のピークが訪れ心身ボロボロになりました。
食べ物の画を見るのも、食べ物屋の外観を見るもの
冷蔵庫を開けるのも、ありとあらゆる匂いも
夫のお腹の鳴る音も、様々な音も光も、吐き気を誘いました。
歯磨きも、お風呂に入るのも拒絶しました。


ケトン体(栄養障害)+3が出てしまい、点滴に通いました。
今まで、当たり前にできていたことが出来なくなり
まともに働けず、自分のことも、夫にご飯の用意をすることも出来ず
情けなくて苦しくて申し訳なくて、何度も泣きました。


不妊に悩み、病院に通い、それも疲れたという生活は2年目に突入していた頃
やっと、やっと我が家にも赤ちゃんが来てくれました。


しかし悪阻の苦しさに、そんな喜びをいとも簡単に忘れてしまうほど
とにかく毎日吐くことを考えて、一日が長くて辛くて
このままでは母体が持たないのではと不安でいっぱいでした。


現在、13週目。妊娠が分かった日から、約2ヶ月。
幸い悪阻は落ち着き、じんわりと喜びを噛み締められるようになりました。


悪阻で最も辛かった頃
本人は励ましやアドバイスのつもりなのでしょうけど、投げ掛けられた言葉の中に
傷付き、憤りを感じるものが多々ありました。
そしてその大半は、男性や妊娠経験の無い人でした。


「悪阻で入院してる人なんてたくさんいるよ」(だから何?多勢だと辛く無いって公式になるの?)
「体力有り余ってるんじゃない?少し運動したほうがいいよ」(悪阻でただでさえ体力奪われてるのに?)
※その他


悪阻の重さや症状は人ぞれぞれであり、誰もが平均的ではありません。
妊娠初期に流産する確率は約15%、、、決して低くありません。
そして、妊娠中は免疫力が低下しているにも関わらず、持病や何か病を患っても
服用できる薬は限られています。
男性であれば一日で声変わりしてしまうほどのホルモンバランスの変化が日々起こっています。
自分の体の目まぐるしい変化に戸惑いながら過ごしているのです。


おそらく、そのようなことを知らない故の発言と
そもそものそいつの問題ある人間性が合わさって
一生忘れねえ!というトゲのあるものになるのです。


しかし、知らないことは仕方がない。
けれど、少しの想像力があるなら人を傷付けないはずです。


妊娠中に投げ掛けられる言葉や行動には、その人の人間性が出ているなと
つくづく感じるのです。