2013/11/27
先日、フィンランド・デザイン展に行って来た。
18世紀後半から現代に至るガラス作品が約150作品展示されているもの。
展示の一発目が、まさかのガラスじゃない事にびっくりしたが
それがとても美しくて、幻想的で、そこで「来て良かった」と思った。
日本では侍がそこいら中で刀を振っている時代に作られていたのかと思うと
なんともドキドキするものです。
Kaj Franck(カイ・フランク)の作品が、まずは心を射抜く。
優しい色の使い方。
穏やかなグラデーションが美しい。
そして、Oiva Toikka(オイバ・トイッカ)の
カイ・フランクとは異なる、鮮やかな色の使い方に目を奪われる。
大胆だけど、素晴らしいセンスのコントラスト。
聞く所によると、トイッカさん、フランクさんの部下だったらしい。
なんと!!
どうして人間は、キラキラするものに惹かれるのでしょう。
どうして哀しい・苦しい感情までも、ガラスに閉じ込めて形にしておくのでしょう。
せっかく忘れるという機能がついているのに。
だけども、どうしてそれを求めてしまうのでしょう。