ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2005年、ハリケーンニューオーリンズに接近する中、病院で死の床に伏しているデイジーは、娘に向けてベンジャミン・バトンという男の半生について話し始める。1918年ニューオーリンズ。80歳の姿で生まれた赤ん坊はある施設の階段に置き去りにされていた。黒人女性のクイニーはその赤ん坊を拾い、ベンジャミンと名付け、自身が働く老人施設でベンジャミンを育てる。ベンジャミンは成長するにつれ若返っていった。1930年の感謝祭でベンジャミンは少女デイジーと出会い、2人は心を通わせた。しかし、2人は共に同じような人生を送れることはないのだ。成長をするにつれ、ベンジャミンは彼女や周囲の人々を通じて「生きること」とは何かを深く考えていく。


青年から老人のベンジャミンをブラッド・ピット
少女から晩年までのデイジーケイト・ブランシェットが演じているのだが
スッゲーーーーー!!!つーか、メイクさんスッゲーーーーー!!
でした。


ブラピ演じるベンジャミンの青年期(外見は)なんて特に感動。
目の輝き方が青年なのです。
ケイト・ブランシェット演じるデイジーに至っては、
特に40代〜晩年が、まるで実際の年数を経たようだった。


この映画は字幕で観るべきだ。
声色の変化もきっと素晴らしかっただろう。
吹き替えで観てしまった事が非常に悔やまれます。
ベンジャミンの日本語吹き替え、山寺宏一なんだよね。
なんかちがーーう!と思ったんだよね。


細かな人同士の描写が素敵だった。
例えば、病床に伏しているデイジー
ベンジャミンの日記を、デイジーの娘キャロラインが朗読していた時。


もう会話も息をするのもままならない状態なのに

「"誰よりも美人"だったって」
「び じ ん・・・・・・」

って"美人"と記された事に喜ぶのが微笑ましかったり。


デイジーのバレエの舞台を観に行ったベンジャミンとデイジーの別れ際。
ベンジャミンが名残惜しそうに、気まずそうに言った
「素敵だったよ」


出会ってから、すれ違っていた時間の方が長かった2人の
一緒に過ごせた本当に貴重な日々が
丁度良いボリュームで描かれていました。


ブラピやっぱ格好良いなー。



★★★☆☆