2014/11/28

心は忙しく、荷物の量と景色は日々変わって行く。


とっても逢いたくて、でも我慢をして
何て言って核心をつこう、どれくらい伝わっているのかな
こんなこと言ったら困らせるのかな、もう逢えなくなるのかな
と、考えては夜泣きをする31歳。
おぞましくて、我慢をしている自分に気付いて
思い切って連絡をして、時間を割いてもらった。


夕食を食べただけで、バイバイと言える訳もなく
いつかの夜みたいに、手をつないで一緒のおうちに帰った。


"好き"とはいくらでも言える。
けれど、その続きが言えないでいる。
冗談のようにされて、哀しくて、逢いたかった人が目の前にいるのに泣いてしまった。
「ごめん、泣かないの、泣かしたの俺か、こっちおいで。」と言って
少し強引に泣き止ませるように、やわらかい夜が訪れる。
先生が、最後の恋であるようにと願ってるよ。


そして、私の表現の場であった一つが、今日終わった。
終わらせて良い、と思った。
色んな感情に悩み、執着し、いつまでも埋まらなかった何かを抱えていた。
けれど、これで先の不安に怯える必要が無くなった。
犬のような彼に、もう恋はしていない。
私は、彼の隣じゃなくても唄える。