2014/4/18
誕生日おめでとう、と
ごめんね、と
色んな人と引き合わせてくれてありがとう、と
もしかしたら最後かもね、の意味を込めて
プレゼントを持ってリハに出掛けた。
久しぶりの街は、寒さを求めて移動する白鳥が空に。
それでもまだ春遠い街。
この日は素直になれた。彼の気遣いも感じた。
お誕生日おめでとー!と言ってプレゼントを渡す。
ケンカはするけど、感謝はしているのだ。
音を出して、続きがある前提の会話をする。
キスをして、ふざけて、またねと別れる。
そのあと、斉藤和義のライブを観に地元へ帰省。
こんな田舎に斉藤和義が来るなんて奇跡としか言いようがありません!
「初めて来ましたけど…なんなんですか、この何も無さ」とおっしゃっておりました。
一同爆笑です。
どうして私は、ふわもじゃヘアーの赤いエレキをぶら下げた
ロックミュージシャンに惹かれるのだろうか。
たいした事言ってないのに、面白いMC。
長い足と、思ってたよりも厚い唇。
可愛く手を振る仕草。
目が離せない人でした。
そして職人でした。
ライブの余韻に浸りながら親友とラーメンをすすり、実家で深い眠りにつく。
その2日後は自分のライブ。久し振りの組合せで。
彼と音を出す事は、私にとっては容易ではない。
鋭く、求められるからだ。
求められるのは、希望を持ってもらっているからだ。
それでもやはり、自分の弱さと向き合うのは辛い事。
会いたかった人たちがたくさん集まってくれて幸せな夜。
だけども、全然納得の行かないステージだった。
次に行くには、この葛藤を整理する作業を終えてからだ。
ああ、相変わらず面倒な性格。