2011/1/29 - covets

私から音楽を取っても、生きて行ける。

何の迷いも無く、そしてそれ以上でも以下でもない意味として、
以前の私はそう思っていた。
だけど、最近は、それ以上の意味を捉えられる状況になり
胸を張って"生きて行ける"なんて、決して言えないのです。

苦しい時こそ、音楽でなんとかバランスを保っていられる。
私に欠けている何かの一部分を、音楽で補ってる。
音楽を通じて繋がった仲間がたくさん居て、いつも助けられてる。

少し音楽から距離が離れてしまっただけで
こんなに不安感や恐怖感に襲われるとは思わなかった。
BeatlesやMichael Jacksonを聴くようになって
より深く、より心地良く、私と音楽を繋げてくれるようになったのだと思う。

落ち込んでいる私を心配して、いつもの仲間と愉しいお酒。
あんなに笑ったのは久し振りで
申し訳なさとありがたさが交差する、
恥ずかしいような複雑な、うれしいきもち。

「あなたは自分の言葉を持ってる人だから、
自分の言葉で自分の曲を作った方が良いし、
聴きたいし、絶対どんな形でも唄い続けていくべき。
今すぐじゃなくても良いんです。俺は待ってます。」
と、好きな人が言った。

誰にでもこういう事を言う人じゃないと分かってるし
物凄く光栄でうれしい言葉だと感じながらも、
それがしたくても出来ずにもがいてる今、私には少し辛い言葉。

いつか素直に「頑張るね、ありがとう。」と言える時まで
待っててね。

私から音楽を引き離す事は、たくさんのものを失う事なのです。
だから今は"生きて行ける"なんて言えないのです。