NOWHERE BOY

若き日のジョン・レノンにはふたりの母親の存在があった。生みの親であり彼に音楽を教えたジュリアと、育ての親であり伯母のミミ。しかし、ふたりの母親から愛情を注がれても彼は常に孤独で、その寂しさを紛らわすために音楽に没頭する。10代の青年ジョン・レノンと2人の母の物語。


ジュリアは、今またジョンと暮らしても
自分には母としての役目が務まらない事を
自覚していたのだと思う。


ミミ伯母さんの強かさに、胸を打たれる。
愛情持って育てた甥と産みの母親が
まるで恋にも似たような情熱を持って再会し急速に引き合う中、
姉として、育ての母として、2人を諭し、想う。


ハンブルグに経つ前
「新しいバンド名なんだっけ?」と質問したミミに
「知りたい?」と嬉しそうに聞き返すジョン。
結局質問の答えを言わなかった所が良かった。うん。


しかし、あれだね。
ジョン役のアーロン・ジョンソンのまあ、可愛いこと。
生意気でカリスマ性のある雰囲気が素晴らしかった。
15歳の役の割には、イイ体し過ぎだけど。
ポール役のトーマス・ブローディ・サングスターと比べるとね・・・
しかしポール役は、外見的に他に居なかったのだろうか。
性格はよく出てたけど。
なんかこう、賢くて、舵取りたがりで、良いトコ持ってく感じが(笑)


伝えたいことがあるから音楽をやる。
じゃないと意味が無い。
そんなことに改めて気付かされた作品でした。


この映画のジョンの、仕草や、態度が
どことなく好きな人に似ていて
60年代ブリティッシュロックが好きな彼は
精神までもブリティッシュロックなのかと感心した。


★★★☆☆